フライトの前に
「アンテナを縮めた状態で機体から離れての距離テスト」
は行っていますか?
ところで、この 「アンテナを縮めた状態」 は
伸ばした時にあてはめると、機体からどの位離れた場合に相当するのでしょうか?
こんな疑問をもったので、実際に測定してみました。
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| 送信機は1.5mの高さに固定して 車から10m離れた位置にセットします |
電界強度計の受信アンテナを送信機から20m離してみます |
送信機は手に持った状態を想定して1.5mの高さにセットしました。
(車体の影響を受けないように車から10m離してあります)
電界強度計の受信アンテナも同様に1.5mの高さでセットしてあります。
送信機のアンテナを縮めた状態で、送信機から少し離れた地点での電界強度は
● 10m地点 → 72dbμV(67dbμV/m)
● 20m地点 → 61dbμV(56dbμV/m)
でした。
次に、送信機のアンテナを伸ばした(通常使用時)の状態にして送信機からさらに離れていき
上記の電界強度と同じ値になった地点での、送信機から受信アンテナまでの距離を測定します。
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120m地点での電界強度 |
120m地点から見た送信機の方向 |
上記と同じ電界強度となったポイントは
● 72dbμV → 65m地点
● 61dbμV → 120m地点
となりました。(上記の値には強度計−アンテナ間ケーブルの損失分は入っていません)
・以上のことから、アンテナを縮めた状態で機体から20m離れた場合は、伸ばした状態で機体から
120m離れた場合とほぼ同じになることがわかりました。
・実際の距離テストは、機体が地上に置かれた状態となり、受信機のアンテナは地面に沿った状態
となるため電界強度は悪化します。
従って20m地点での電界強度は61dbμVより低くなるため、伸ばした状態での120m以上離れた
時の値に相当すると思われます。
・飛行中は機体が上空にあるために受信信号は強くなることから、20mでテストを行えば通常の飛行
の最遠方(100〜200m)をカバーできそうです。
・逆に、縮めた状態で10m離れてテストした場合は、伸ばした時の65m相当となり、充分な距離
テストとは言えないようです。
−結論−
「アンテナを縮めた送信機を持って、機体から25歩?以上離れてテストしましょう」
注意!
送信機の種類により、ケースの構造・材質が違うためアンテナを縮めた時の電界強度はかなり異なると
思われます。また上記の実験は受信アンテナの条件が最良(地上高1.5m・垂直偏波)の値ですので
条件が悪い場合(アンテナ線が地上を這う置き方の場合や送信機の持ち方の違いなど)は20mでも
受信機が反応しない場合が考えられます。
次回は、もう少し色々な条件を付け加えて実験してみようと思います。
| 測定に使用した機材 |
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電界強度計 : アンリツ ML521 メジャリングレシーバー 受信アンテナ : アドバンテスト TR17203 アクティブアンテナ レーザー距離計 : ニコン レーザー400 送信機 : FUTABA FF8スーパー |