3. 図書館用語辞典
*アルファベット*
移動図書館(いどうとしょかん)- 図書館が遠くて利用しにくい場所に住んでいる住民に対して、図書館がやって来るサービス。たいていの場合、バスを改造した車に3000冊程度の本を積み込んで、定期的に巡回する。もちろん、借りることもできるし、無い本は取り寄せることもできる。ブック・モービルやBMとも言う。(2003.3.6)
延滞(えんたい)- 貸出期間を過ぎても、図書館へ資料を返さないこと。長い間返さないと、電話やはがきで返却を催促される。図書館によっては延滞してしまうとその資料は貸出期間を延長できなくなったり、新しい本を借りることができなくなる。また、図書館の資料は公共の財産であるため、延滞することはみんなで使うべき財産を独り占めしてしまうことであり、他人の権利を侵害してしまうことになる。(2003.2.8)
開架(かいか)- 一般のお客さんが、自由に本棚から本を手にとって利用できる方式のこと。←→閉架(2003.10.9)
貸出・貸し出し(かしだし)- 図書館の資料を借りて家に持ち帰ること。または、その手続き。感覚的には「借り出し」と言ったほうが良いような気もするけど。(2003.2.8)
検索ノイズ(けんさくのいず)- 検索結果の中の、目当ての情報以外の情報のこと。魚釣りで言う「雑魚」のこと。ただ単に「ノイズ」と言うこともあり。「ゴミ」と言うこともある。(2004.2.4)
件名(けんめい)- 本の内容をあらわすキーワード。ただし、どんな言葉でも使って良いというわけではなく、件名として決められた言葉がある。1冊の本にいくつもついていることがある。(2003.3.10)
国際標準図書記号(こくさいひょうじゅんとしょきごう)- →ISBN。(2003.3.10)
ゴミ(ごみ)- →検索ノイズ。(2004.2.4)
作者(さくしゃ)- 本を書いた人。著者。(2003.3.10)
主題(しゅだい)- 本のテーマをあらわす。1冊の本にいくつもあっても良いけど、分類記号を付ける時に使う必要性から、基本的に1冊1主題になっている。(2003.3.10)
出版者(しゅっぱんしゃ)- 本を出版しているところ。普通は「出版社」と言うけど、実際は本を出しているのは会社とは限らず、個人の場合もあるので、図書館では「出版者」と言っている。(2003.3.10)
書庫(しょこ)- 古い本や貸し出しのあまりない本、同じものが何冊かある本などをしまっておく倉庫。ここの本も利用することはできる。ただし、自由に見ることはできない。しかし、最近では、書庫を開放して自由に本を選ぶことのできる図書館もある。(2003.10.9)
所蔵(しょぞう)- 図書館が資料を所有していると言うこと。所蔵している資料が利用できるのはもちろんのこと、所蔵していなくても、リクエストすることによって時間はかかるが利用できるようになる。(2002.4.2)
請求記号(せいきゅうきごう)- 本の背表紙にはってあるシールに書かれている記号の総称。たいていの場合3段に分かれていて、1番上の段が分類記号、2段目3段目が著者記号や著作記号、巻次などの図書記号を表しており、これらをまとめて請求記号という。特に図書記号には各図書館のクセみたいなものがあって、それを知っておくと本がさがしやすい。(2002.3.27)
相互貸借(そうごたいしゃく)- 図書館同士で資料を借りたり、貸したりすること。図書館内のポスターで「ない本あります」とか言っているのは、この制度のことである。例えば、A図書館で本を借りようと思ったけどA図書館では所蔵していなかった時、その本を持っているB図書館からA図書館が借りてきて、それをA図書館がお客さんに貸すと言うこと。この制度のおかげで、基本的にはどんな本でも手に入れることができる。この制度を利用するためには、図書館に希望の本がなかったからといってあきらめないで、図書館員に「本をさがしている」ことを伝えるべきである。(2002.4.5)
著者(ちょしゃ)- →作者。(2003.3.10)
逐次刊行物(ちくじかんこうぶつ) 
- 簡単に言うと、新聞や雑誌のこと。終わりを決めないで、同じ題名で刊行される形態をとるもの。日刊、週刊、月刊、季刊、年刊など定期的に出版されることが多いが不定期のものもある。同じ題名で継続して出版されているが、○○文庫や××新書といったものは、逐次刊行物とはいわない。逐刊またはチッカンと略して言うこともある。(2004.6.25)
図書館(としょかん)- 図書館は人類のすべての知識を保存し、常に使える状態に保つところ。だけど、実際にはすべての知識を保存することは不可能です。だから、図書館はできるだけ資料を所蔵し、お客さんと資料を結びつけることをその役割とする。ここで言う資料は、その図書館が所蔵する資料だけではない。世界に存在するすべての資料と人とを結びつけるために司書はいる。だから、図書館は、建物・資料・人(司書・お客さん)の3つの要素から成り立っているともいえる。
ちなみに、図書館と一言で言っても、「公共図書館」「学校図書館」「大学図書館」「専門図書館」の4種類に分けることができる。(2002.5.25)
日本十進分類法(にほんじっしんぶんるいほう) 
- 日本の一般的な図書館の分類の基本となるもの。ものごとを10に分類し、その1つ1つをさらに10に分類していく。それを繰り返すことで、あらゆるテーマを分類しようというもの。現在、第9版。→分類記号(2004.6.25)
ノイズ(のいず)- →検索ノイズ。(2004.2.4)
ブック・モービル(ぶっく・もーびる)- →移動図書館。(2003.3.6)
分類記号(ぶんるいきごう)- 本を分類するための記号。多くの図書館では『日本十進分類法(NDC)』をもとに分類している。基本的には3桁、細かく分ける図書館では5桁くらいになることもある。左から右に行くにしたがって細かくなっており、左から2桁くらいを知っているとたいていの本にたどり着ける。下は分類記号の最初の1桁が表す内容の一覧です。
*分類記号:内容
*1:哲学。宗教や心理学が主な内容。
*2:歴史や伝記、地理など。旅行ガイドブックもここに入る。
*3:政治、経済などの社会科学や、教育、民俗学、軍事など。
*4:自然科学。数学や物理、化学、医学などが主な内容。
*5:技術・工学一般。ハードウェア(技術)としてのコンピュータもここ。家政学・生活科学という名で裁縫や料理の本もここに入る。
*6:産業。農業や畜産、水産業や運輸・交通が主な内容。ガーデニングなどの園芸もここ。
*7:芸術。美術や音楽はもちろんのこと、写真やスポーツもここに入る。
*8:言語。
*9:文学。
*0:1〜9に入らなかったものすべて。ここにもコンピュータがある。(2002.3.27)
閉架(へいか)- 書庫に本を置いてある方式。基本的に一般のお客さんは自由に本を見ることはできない。OPACなどで見たい本を調べてから、手続きをへて職員に本を持ってきてもらう。←→開架(2003.10.9)
別置(べっち)- 本の大きさや種類が違うなどで、正規の棚に置けない場合に、別の場所に置くこと。
例としては、郷土資料や参考図書、大型本、CDなどが正規の棚とは別の場所に置かれることが多い。(2004.6.5)
メディア(めでぃあ)- 情報を伝える媒介となるもの。媒体。たとえば、活字・映像・音声・webなどはメディアである。また、音を伝達する空気さえもメディアだという意見あり。「物みな全てメディアである」と言ったのはマクルーハン。(2004.2.7)
ヤングアダルト(やんぐあだると)- 本人はもう子どもじゃないと思っているけど、周りから見ると大人と呼ぶには早いようなビミョーなお年ごろの世代を指す。具体的には12〜18才ぐらい。まだまだ児童書も読むけど、大人向けの本も読んだりするから、ヤングアダルト向けのコーナーを作っている図書館も多い。活字離れ・図書館離れが起こりやすいのもこの世代。(2003.4.22)
予約(よやく)- 読みたい本が図書館で所蔵はしているが、現在貸し出されていたりして借りることのできない時がある。そんな時、返却された本を確実に借りられるように取り置いてもらう制度を予約という。図書館によっては、リクエストと言うこともあるし、リザーブと言っているところもある。また、予約本のあつかいも図書館によってまちまちで、予約が入っている本に対しては延長ができないところや、待っている人がいてもおかまいなしに延長できるところなどさまざまである。(2002.5.3)
リクエスト(りくえすと)- 読みたい本が図書館で所蔵していない時、買ったり借りたりしてそれを用意してもらう制度。買う場合は用意できるまで多少時間がかかる。借りる場合は、図書館が別の図書館から借りているわけだから、個人へ貸出期間が限られることがある。予約と言うこともある。(2002.5.3)
BM(びーえむ)- BMとは「Book Mobil」の略で、移動図書館のこと。(2003.3.6)
ISBN(あいえすびーえぬ)- ISBNとは、「International Standard Book Number(国際標準図書記号)」の略で、本を識別する国際的な記号。4つの部分に分かれる10桁の数字と記号からなる。最初のグループは地域を表す。日本は4。次のグループが出版者を表す。その次がその出版者内で出版された本を表す。最後のグループは誤りチェックのための数字か記号。1図書1記号が原則。日本では1981年から使われるようになった。(2003.10.22)
NDC(えぬでぃーしー) 
- 日本十進分類法(Nippon Desimal Classification)の略称。JDC(Japan〜以下略)じゃないのは、どうしてだかは知らない。(2004.6.25)
OPAC(おーぱっく)- OPACとは、「Online Public Access Catalog」の略で、図書館で所蔵する資料の一覧をコンピュータで使えるようにしたもの。図書館で利用者用コンピュータを使って本をさがすとき、実際に使っているのがOPAC。インターネット上で使えるようにしている図書館も多く、それはWebOPACという。(2002.5.25)
